症例1
症例2
◆ 症 例 1-2 ◆
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今回の症例は、関節内制動術の内、「Over the top 法」と関節外制動術の内「人工靭帯を用いた関節外制動術」を実施しました。
左の写真は大腿筋膜を紐状に切り出し、トリミングしているところです。Over the top 法はこの筋膜紐を、切れた前十字靭帯の代替靭帯として利用する手術法です。
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写真上では小さくて確認できませんが、関節内に残った、前十字靭帯を取り除いたところです。部分断裂または完全断裂、いずれにせよ、靭帯は伸びきっていたり、脆くなっていたりと、靭帯としての機能は果たさないばかりか、そのまま放置しておくと関節炎の原因となりますので、きれいに取り除きます。
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上の写真は人工靭帯の変わりに非吸収性の縫合糸(緑色の紐)を用いて再建を行っているところです。
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Over the top 法:筋膜紐の固定 |
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Over the top 法完成 |
約5日間の入院ののち、退院しました。退院時の歩行はまだ手術した方の足をかばった歩き方をしていましたが、徐々に改善がみられました。この手術は切れた靭帯の再建をではなく、変性性関節症の進行を遅らせる目的なので、膝への負担が軽くなるように体重の管理をお願いしました。
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