腸重積(ちょうじゅうせき)
症例1-1
症例1-2

 

◆ 症 例 1 ◆

ヨークシャー・テリア

13 歳5 ヶ月齢、シーズー 元気食欲の消失、慢性的な嘔吐を主訴に来院され ました。

来院時はかなり削痩していました。
血液検査では腎機能障害、白血球の増加および、CRP(炎症の強度を示す血液検査)の高度上昇が確認されました。
またかなりの低蛋白血症をおこしていました。

腹部触診では、おなかの中になんらかの“塊”が 触知されました。とりあえず、レントゲン検査を 実施しました。

 

腹部のレントゲン写真(横向き

 

腹部のレントゲン写真(仰向け)

 

赤の破線で示した部位に、異常なガス貯留が確認されました。 腹部触診での、腫瘤はレントゲン上では確認できませんでした。

上の写真は腹部のエコー検査の結果です。
左の写真は腸管を輪切りにした状態、右の写真は腸管を縦に切ったときの写真です。腸管の中に腸管が入っているのが確認されました。(※一般の方には分かりづらいかもしれません)

症例1-2へ

inserted by FC2 system