股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
症例1
症例2
症例3
三点骨盤骨切り術(TPO)

 

◆ 症例1 ◆

9ヶ月齢、ラブラドール

1週間ほどまえから、少し後ろ足を引きするような歩きかたをし、来院当日には足をあげたまま地面につかない状態でした。


症例1の手術前のレントゲン写真


正常な股関節のレントゲン写真

右の写真にある正常な股関節のレントゲン写真と比較すると、症例1のレントゲン写真では股関節から亜脱臼しています。また、大腿骨頭(赤破線)の形が扁平になっているのがわかります。これは亜脱臼の結果、骨格形成期に異常な発達が起こったと考えられます。

 


今回の症例は三点骨盤骨切り術(TPO)を実施しました。 左のレントゲン写真はTPO実施後、約3ヶ月経過した ときのものです。

手術前のレントゲン写真と比較すると、きちんと股関節 にはまっているのがわかります。
なお、TPOは赤丸で示した部位をサジタルソーで切断し、 亜脱臼していた大腿骨頭にかぶせる手術です。

三点骨盤骨切り術(TPO)について

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